元型論―無意識の構造
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定価 : ¥ 2,345
販売元 : 紀伊國屋書店
発売日 : 1982-01 |
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元型とは何か!? |
ユングとフロイトは言うまでもなく心理学の二大巨塔であるが、フロイトが無意識を発見したのに対し、ユングは無意識を個人的無意識と普遍的無意識の二つに分けたことで有名である。前者はその人固有の経験から来るもので個々に別なものであるが、後者は全人類に共通のものである。
元型とは、普遍的無意識の中に含まれ、かつその中心であり、ユング自身の経験や宗教や絵画を通して伝わる元型について書いているのが、本著「元型論」である。ユングの理論の根幹的部分をなす元型を理解する上で、必読の書であることは言うまでもない。
また、私は原語による本著も読んでみたが、ドイツ語で書かれた本著は難解であり、私の語学力のなさも手伝って理解に苦しんだのを記憶している。訳者の林氏の訳には敬服するしかない。非常にわかりやすく書かれているといえるだろう。
ユングに興味を持つ者にとって一度は手に取るべき本著であるが、その性質上初心者向けでないということも最後に述べておかなければならない。初心者が読むにはいささか分厚すぎるのも難点かもしれない。