自然現象と心の構造―非因果的連関の原理
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定価 : ¥ 2,100
販売元 : 海鳴社
発売日 : 1976-01 |
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W・パウリの真の意図は? |
パウリと言えば、現代物理学の中で異常に大きな業績を残した鬼才であり、量子力学の形成、場の量子論の創造に基本的な役割を果たした。
パウリの排他律、β崩壊の理論におけるニュートリノの導入、基本的なものを数え上げても切が無い位だ。その確かな洞察力は、多くの物理屋に信頼をかち得ていた、というより恐れられていた、と言うのが正しいであろう。パウリは余りにも鋭すぎるのである。
わずか21歳で書き上げた「相対性理論」は、今も名著として通用している。翻訳と解説を書いた内山龍雄先生は、若いパウリの天才に舌を巻いている。この歳でパウリは、それこそ物理学の文献の大半を読みこなしていたらしい。
しかしこの付けは、後年パウリを襲った、彼はその研究を進行する為、夜の大半を、異常な集中力を持って研究したため、不眠症になり、その解消を睡眠薬と言う手段で解決したらしい、数学者F・クラインと同じ方法を採ったのだ、その副作用は後年の心的平衡の乱れを生んだのであろう。ETHの教授をしていたパウリは、C・ユングに治療を受けていたと言う。もし、この様な長年の薬の使用が無ければ、パウリはもっと長生きしたかも知れない。数学と物理的洞察の天才であるパウリが、この様にケプラーを取り上げ、その創造的深遠を探求するとは、信じられぬ思いが強い、合理的知性を越えたところの世界にパウリが心底興味を抱いたとするなら、それは、極めて面白い、ことを見出したからに他ならない。パウリの真の意図と洞察がどこに有ったかは、この書をよみそれ以上に、物理学の真の奥底に横たわる問題に触れてみなければ分らないのではなかろうか?
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偶然の一致はあるか |
ユングと高名な物理学者のパウリは意味のある偶然の一致(シンクロニティ)について、非因果的な法則があるのではないかと共同で研究する。