無意識への扉をひらく―ユング心理学入門〈1〉
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人気ランキング : 43,868位位
定価 : ¥ 693
販売元 : PHP研究所
発売日 : 2000-06 |
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心とは何か ユング心理学入門 −導入編− |
著者はC・G・ユング、マックス・ウェーバーの著作の翻訳家であり研究者、そして心理療法家である。
ご自身のWebサイトで、研究の成果に基づいた活動を公表されている。サイトでは、刊行した翻訳や誤植についての訂正を継続的に開示、モノクロしか掲載できなかった図版までもカラーで提供している。
著者のこのような几帳面さや学問や発言に対する真摯な姿勢は、著作からもうかがえるとともに、ITを使った、知識人の新しいあり方を提示されている。
この「ユング心理学入門シリーズ」は全3巻で、3巻とも講義テープから起こされていて、語り言葉なので非常に読み易い。それぞれのタイトルが各巻を言い表している。
1巻 無意識への扉をひらく ・・・ユング心理学の導入編
2巻 心のしくみを探る ・・・ユング心理学の基礎編
3巻 心の不思議を解き明かす ・・・ユング心理学の応用編
最初から順に読むのもいいし、興味の惹かれた巻、あるいは章からも読めるようになっている。
第1巻は、心とは何か、から入る導入編である。
著者の膨大な翻訳の成果が結実されており、ユング心理学のキータームについて、その原語の適切な翻訳は何か、個々に背景から解説されている、また身近な事例をあげて説明されているので理解が深まり非常にありがたい。
なお、ユング心理学はビジュアルであることにも特徴があるので、ユングの一生をカラー図版、写真で辿った、著者の『図説ユング 自己実現と救いの心理学(河出書房新社)』を合わせて読まれることをオススメする。
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本当の題は「心の扉をひらく」にしたかったらしい |
私は心理学の初心者ではあるが、ユングを初めて身近に感じたのが、この本である。ユングが言っているコンプレックス(集合体)が、頭の中だけでなく、生きたこの体で感情とともに感じられた。先生自身も知識ではなく、体験的に読んでほしいと言っている。この本は目次を見ると、なんの変哲もない(先生ごめんなさい)ユングの生い立ちや、コンプレックス、などでありますが、中を読むとまず「心はイメージである」という言葉にビックリさせられる。さらに自我の中にも「意識上の自我」と「無意識の自我(いつもの自分でない自我)」などがあることなどが、一つ一つの理論が受けうりではなく、林先生自信がよくかみくだかされて、消化しやすくなっている。林先生のホームページも、本の補足があるのであわせて参照されたい。